スポード「ブルーイタリアン」入門:1816年から続く青白柄の見方と選び方

スポードの定番「ブルーイタリアン」について、柄の由来・ラインナップ・商品ページの表記の違いを販売店の解説で整理しました。ティーカップ&ソーサー、2人用セット、マグの3点もご紹介します。

スポード「ブルーイタリアン」入門:1816年から続く青白柄の見方と選び方
イメージ画像

※当サイトはアフィリエイト広告(楽天アフィリエイト)を利用しています。

目次

白地に青一色で描かれた風景と、細かな縁取り模様。スポードの「ブルーイタリアン」は、販売店の特集でも定番として紹介されている柄です。

結論から言うと、ブルーイタリアンは次の3点を押さえると選びやすくなります。

  • 1816年に発表された柄で、古代ローマ風の風景と、伊万里焼を思わせる縁取りが特徴
  • ティーカップ&ソーサーやティーポットなど、お茶まわりの品目がそろっている
  • 商品ページの素材・お手入れの表記は販売店ごとに違うため、購入前に選んだページで確認する

なお、この記事は本文中でリンクした複数のウェブ上の解説と商品ページを読み比べて整理したもので、使い込んだ感想は含みません。記事のヒーロー画像とPin用画像は、ブルーイタリアンの雰囲気を伝えるためにAIで作成したイメージです。実物の写真ではありません。

ブルーイタリアンとはどんな柄?

洋食器の販売店Sohbi(ソウビ)の解説によると、ブルーイタリアンは1816年にデザインされた柄です。古代ローマの伝統的な風景をモチーフにしていて、ブルーの濃淡で表現されたクラシカルなデザインが特徴とされています。縁取りには、日本の伊万里焼のようなオリエンタルなパターンが施されています(Sohbiのブルーイタリアン特集より)。

同じ解説には、イタリア・ローマの情景がモチーフでありながら、縁取りの文様にはジョージ4世が好んだ伊万里焼に代表されるジャポニズムの影響が見られる、との説明もあります。風景は西洋、縁取りは東洋、という取り合わせが、この柄の見どころといえそうです。

洋食器店のル・ノーブルの特集ページは、発表から200年以上たった現在でも人気で、スポードの「永遠のベストセラー」になっていると紹介しています(ル・ノーブルのスポード特集より)。

スポードというブランドについて

英語版Wikipediaによると、スポードは1770年にジョサイア・スポードによって創業されました。ファインアースンウェア(精製した陶器)への青色の下絵付け転写は、1783〜1784年にスポードが導入したとされています。ブルーイタリアンの発売は1816年で、スポードなどのブランド名は2009年にポートメリオン・グループが取得しました。ブルーイタリアンなど多くの品目は、ポートメリオンのストーク・オン・トレントの工場で作られているそうです(Wikipedia「Spode」より)。

ブルーイタリアンは、この青の転写技法を使った柄のひとつです。ル・ノーブルの特集ページによれば、スポードは銅版転写による下絵付けの技法で英国陶磁器界に功績を残したブランドで、ブルーイタリアンはその集大成と呼ばれるシリーズです。

ラインナップと使い分け

Sohbiの特集ページには、ブルーイタリアンの品目として次のようなものが挙がっています(Sohbiのブルーイタリアン特集より)。右の列は、この記事での使いどころの見立てで、Sohbiの記述ではありません。

表は横にスクロールできます

記事内の比較表 1
品目使いどころの見立て(本記事)
ティーカップ&ソーサー紅茶を飲む基本の一客
コーヒーカップ&ソーサーコーヒーや小さめの一杯用
ティーポット家族や来客用にたっぷり淹れるとき
各サイズのプレートお菓子を添えるとき
ボール・シリアルボール・パスタボール食事用(ティータイム以外)
キャンドルホルダー・ナプキンリングテーブル小物

同じ柄でカップ、ポット、お皿までそろえられるので、はじめは1客から、気に入ったらポットやプレートを足していく、という揃え方ができます。ほかのブランドとの違いは、海外ブランドのティーカップ比較やウェッジウッドのティーカップ比較もあわせてご覧ください。花柄が好みなら、ロイヤルアルバートのオールドカントリーローズも候補になります。

商品ページの表記は販売店ごとに違う

食洗機・電子レンジ

Sohbiの特集ページには、電子レンジ・食洗機・フリーザー・オーブンで使用できるとあります。ル・ノーブルのトリオセットの商品ページも、食洗器可能・電子レンジ可能としています(ル・ノーブルの商品ページより)。今回ご紹介する楽天市場の3点の商品ページにも、食洗機・電子レンジに対応するとの記載がありますが、文言はページごとに少しずつ違います。ポートメリオンの公式の取扱表示は、この記事では確認していません。

このため、購入するときは選んだ商品ページの表記を必ず確認してください。ル・ノーブルの商品ページには、金彩・銀彩などの金属加工がある食器は電子レンジ不可になる、という一般的な注意書きもあります。金彩の扱いは金彩・金縁のティーカップの扱い方、電子レンジや食洗機の一般的なQ&Aはティーカップの食洗機・電子レンジQ&Aにまとめています。

素材の書き方

素材も、販売店によって「陶器」(ル・ノーブルのトリオセット)と「磁器(アイアンストーン・チャイナ)」(今回の楽天市場の商品ページ3点のうち2点)に分かれていました。残る1点のページは「陶磁製」との表記で、同じ販売店のページでも書き方が揺れています。同じシリーズでも表記が違う理由は、この記事では確認できていません。素材にこだわりたい場合は、購入前に販売店へ問い合わせると確実です。

ブルーイタリアンのティーカップ・マグ3点

ここからは、楽天市場で扱いのある3点を、評価と件数(表示は執筆時点)から順位づけしてご紹介します。いずれも同じ販売店(輸入ブランド洋食器専門店2本の剣)の商品です。他の販売店の同じ商品との比較は行っていません。

表は横にスクロールできます

記事内の比較表 2
商品商品ページ記載のサイズ本記事の見立てでの向き
2人用のティーセットカップ200ml・ソーサー14.5cm・プレート19cm2人で使う、贈り物
ティーカップ&ソーサーカップ200ml・ソーサー14.5cmまず1客試す
コテージマグ280ml・直径8.9cm×高さ11.5cmソーサーなしの普段使い

2人用のティーセット

3点のなかでレビュー件数がもっとも多い商品です。商品写真にはカップ&ソーサーとプレートが2組ずつ写っています。商品ページにはギフト包装(リボン・のし)を選べるとあるので、2人で使う贈り物を探している方にも検討しやすい商品です。食洗機・電子レンジ対応の記載は、商品ページで確認できました。

1客で試すティーカップ

まず1客だけ試したい方向けです。商品写真では、カップの外側の風景と、内側の縁取り模様の両方が見えます。柄が気に入るかどうか、1客でたしかめてからポットやプレートを足していく方法もあります。こちらの商品ページにも、食洗機・電子レンジに対応するとの記載があります。

コテージマグ

ソーサーなしで気軽に使いたい方向けのマグです。食洗機・電子レンジ対応の記載があります。レビュー件数は8件と、ほかの2点より少なめです。評価は参考程度にとどめ、商品ページの内容とあわせて検討してください。

ブルーイタリアンを選ぶときのポイント

  • 1客か、2客か、マグか:はじめて試すなら1客、贈り物や2人で使うなら2人用のセット、普段使いならマグ、というように用途から決めると選びやすくなります。
  • 容量:カップは200ml、マグは280mlです。紅茶をたっぷり飲みたい方は、小型ティーポットの選び方も参考にしてください。
  • 長く使うために:茶渋が気になってきたときの対処は茶渋・黄ばみの落とし方、ほかのカップとの収納はティーカップの収納・食器棚の整理で紹介しています。

まとめ

ブルーイタリアンは、1816年に発表された、古代ローマ風の風景と伊万里焼のような縁取りをあわせ持つ青白の柄です。カップやポットまで品目がそろっています。素材やお手入れの表記は販売店ごとに違うので、気になる商品が見つかったら、購入前にそのページの記載を確認してください。まずは1客のティーカップ&ソーサーか、気軽に使えるマグから、いつもの紅茶の時間に青白の器を取り入れてみてはいかがでしょうか。