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目次
「ロイヤルミルクティー」と「ミルクティー」、なんとなく違う飲み物のように聞こえますが、使う紅茶や牛乳が特別に違うわけではありません。——結論から言うと、違いは工程です。茶葉を水と牛乳で一緒に煮出すのがロイヤルミルクティー、先に紅茶を淹れてから牛乳を後入れするのが普通のミルクティー。この記事では、この2つの作り方がそれぞれ何を生んでいるのか、向く茶葉、シーンに応じた使い分けを整理します。
違いは「茶葉と牛乳、どちらを先に合わせるか」
まず全体像を一覧にまとめます。
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| 項目 | ロイヤルミルクティー | 普通のミルクティー |
|---|---|---|
| 作り方 | 茶葉を水で煮出し、途中で牛乳を加える | 紅茶を淹れてから牛乳を後入れ |
| 所要時間 | 5〜10分程度(煮出す工程がある) | 数分(紅茶を淹れるだけ) |
| 味の出方 | 濃厚でコクが強い | すっきりめで紅茶の香りが際立つ |
| 向く茶葉 | 濃く出るCTC・細かい茶葉 | リーフタイプ・ティーバッグどちらも |
| 向くシーン | じっくり作る週末・お菓子のお供 | 忙しい平日・さっと1杯 |
「ロイヤルミルクティー」という名前は紅茶の等級や産地を指す言葉ではなく、日本の喫茶店文化の中で広まった、この煮出し製法そのものを指す呼び名です。原料の紅茶自体に優劣の違いがあるわけではありません。
ロイヤルミルクティーの作り方の特徴:茶葉を水と牛乳で一緒に煮出す
ロイヤルミルクティーは、茶葉を少量の水で煮出したあと、牛乳を加えてさらに温めながら抽出する作り方です。詳しい割合や手順は鍋で作るホットのロイヤルミルクティーにまとめていますが、ポイントは次の2つです。
- 牛乳を加えたあとも加熱を続けるため、渋み・コクがしっかり引き出されること。牛乳のタンパク質や脂肪が紅茶の風味を包み込み、濃厚な口当たりに仕上がります。
- 茶葉の量を多め・抽出時間を長めにできること。後入れ方式だと牛乳を入れた時点で薄まってしまう濃さも、先に煮出すことで牛乳を加えてもコクが残ります。
一方で、沸騰させすぎたり加熱時間が長すぎたりすると、エグみが出たり牛乳の膜が張ったりする作り方でもあります。じっくり火加減を見ながら仕上げる、手間をかけた1杯という位置づけです。
普通のミルクティーの作り方の特徴:紅茶を淹れてから牛乳を後入れする
普通のミルクティーは、基本の淹れ方で紅茶を淹れたあと、そこに温めた(または常温の)牛乳を注ぐだけの作り方です。
- 淹れる工程と牛乳を合わせる工程が分かれているため、失敗が少なく、数分で仕上がります。忙しい朝や、さっと1杯飲みたいときに便利な方法です。
- 紅茶の香りが引き立つのも特徴です。加熱時間が短いぶん、渋みよりも紅茶そのものの香りが前面に出る仕上がりです。
- 牛乳の量を後から自由に調整できるので、その日の気分で濃さを決められる点もメリットです。
ただしコクの強さでは、じっくり煮出すロイヤルミルクティーに分があります。ミルクティーに合う茶葉の選び方で紹介している牛乳の種類による違いも、後入れ方式のほうがはっきり感じ取れます。
どちらを選ぶ?シーンで使い分けるコツ
優劣ではなく、かけられる時間と求める濃さで選ぶのがコツです。
- 平日の朝や、さっと1杯欲しいとき: 普通のミルクティーが手軽です。ティーバッグで淹れてから牛乳を注ぐだけで完結します。
- 週末のおうち時間や、スコーン・焼き菓子と合わせたいとき: ロイヤルミルクティーのコクが、スコーンとのペアリングのような甘いお菓子との相性を引き立てやすくなります。
- 冷たい一杯にしたいとき: 氷で薄まりがちなアイスは、濃く煮出す作り方と相性がいいです。詳しくはアイスロイヤルミルクティーのいれ方を参考にしてください。
使う茶葉のポイント
どちらの作り方にも共通して、コクの強い茶葉のほうが合います。特にロイヤルミルクティーは、煮出しても薄まりにくい濃さが必要なため、CTC製法の細かい茶葉と好相性です。普通のミルクティーは後入れで濃さを調整できる分、リーフタイプ・ティーバッグのどちらでも作れる懐の広さがあります。
作り分けに使える3点
どちらの作り方から試してもよいように、タイプ別に3点選びました(本記事執筆時点で在庫あり・評価とレビュー件数は同時点の値です)。
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| タイプ | 商品 | こんな方に |
|---|---|---|
| ロイヤルミルクティー向けティーバッグ | 紅茶 ティーバッグ 15個入 お徳用パック アッサムCTC 濃厚ミルクティー用 | 煮出す手間を減らしつつ濃さを出したい |
| ロイヤルミルクティー向け茶葉 | 紅茶 茶葉 アッサム CTC 100g オーガニック 有機JAS | 分量を自分で調整して本格的に煮出したい |
| 普通のミルクティー向けティーバッグ | アッサム ティーバッグ 2g 40個入 | 忙しい日にさっと後入れで仕上げたい |
1. ロイヤルミルクティーを手軽に試したい人に
「濃厚ミルクティー用」とうたわれた三角ティーバッグタイプのアッサムCTCです。茶葉を量る手間なく、袋のまま煮出せる手軽さが魅力です。
2. じっくり煮出して本格的に作りたい人に
有機JAS認証のアッサムCTCリーフです。茶葉の量を自分で調整しながら煮出したい方や、レビュー件数の多さで選びたい方に合う一点です。
3. 普段使いの後入れミルクティーに
2gずつ個包装されたアッサムのティーバッグです。淹れてから牛乳を注ぐだけの普段使いに、量もちょうどいいサイズです。
よくある質問
Q. ロイヤルミルクティーには特別な紅茶が必要ですか? 必要ありません。特定の産地・ブランドを指す言葉ではなく、茶葉を牛乳と一緒に煮出すという作り方を指す呼び名です。手元の紅茶で試せます。
Q. 牛乳を後入れするだけでロイヤルミルクティーになりますか? なりません。ロイヤルミルクティーは茶葉を水・牛乳と一緒に加熱する工程が核になっています。牛乳を後から注ぐだけでは、普通のミルクティーの作り方です。
Q. どちらのほうがカフェインは強いですか? 作り方の違いよりも、茶葉の量・抽出時間の影響が大きいです。目安は紅茶のカフェイン量Q&Aにまとめています。
Q. チャイとは何が違いますか? チャイはスパイスを加えて煮出す点が異なります。作り方の骨格はロイヤルミルクティーに近く、アイスチャイの作り方で詳しく紹介しています。
Q. 普通のミルクティーで濃さを出す方法はありますか? 茶葉の量をやや多めにする、蒸らし時間を長めにするなどで調整できます。基本の淹れ方の目安を参考にしてください。
まとめ
- 違いは茶葉と牛乳の合わせる順番。ロイヤルミルクティーは煮出す、普通のミルクティーは後入れ。
- ロイヤルミルクティーはコクが強く出る分、火加減を見ながら作る手間がかかる。
- 普通のミルクティーは数分で仕上がり、紅茶の香りが際立つ。
- どちらもCTC製法など濃く出る茶葉が適しているが、後入れ方式はリーフ・ティーバッグどちらでも作れる。
- 時間があるときはロイヤルミルクティー、忙しいときは後入れと、シーンで使い分けるのがおすすめです。
今日はどちらの1杯にするか、気分と時間で選んでみてください。

