和紅茶入門|産地で変わる味わいと、まず試したいおすすめ3選
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目次
「和紅茶」という言葉を見かける機会が増えました。日本の茶畑で育った茶葉を紅茶として発酵・加工したもので、海外の紅茶とはひと味違うやさしい飲み口が魅力とされています。この記事では、和紅茶の基本と産地による味わいの違い、最初の一本に選びやすいおすすめ茶葉3つをご紹介します。
和紅茶とは、日本の茶畑で作られる紅茶のこと
紅茶も緑茶も原料は同じチャノキで、違いを生むのは発酵(酸化発酵)の度合いです。緑茶は発酵させずに作り、紅茶はしっかり発酵させて作ります。和紅茶は、この紅茶の製法を、緑茶づくりで培われてきた日本の茶産地の茶葉に用いたものです。静岡・鹿児島・宮崎・熊本など日本茶の産地として知られる地域で、緑茶と並行して紅茶づくりに取り組む生産者が増えています。
和紅茶によく見られる特徴として、渋みが穏やかでやさしい口当たりである点、旨み・甘みを感じやすい点が挙げられます。品種や仕上げ方によるところが大きく、インドやスリランカの紅茶に比べて渋みの輪郭が柔らかい傾向があるといわれています。もちろん製法や品種によって味わいの幅は広く、しっかりとしたコクを持つ和紅茶も少なくありません。まずは気になる産地のものを試してみるのがおすすめです。
産地で変わる味わいの傾向
同じ和紅茶でも、育った土地の気候によって表情が変わります。
- 静岡 — 山間部を中心に朝夕の霧が発生する茶産地が点在し、強い日差しが和らぐことで渋みが抑えられ甘みや旨みが残りやすいといわれています。渋みと香りのバランスが良く、初めての方にも親しみやすいタイプが多い産地です。
- 鹿児島 — 温暖な気候と日照時間の長さを生かした栽培が特徴で、「べにふうき」など紅茶向きの品種を使った和紅茶も多く、華やかで甘い香りを持つものが目立ちます。渋みが少なく、ストレートはもちろんアイスにも向いています。
- 屋久島 — 世界自然遺産の豊かな自然環境と綺麗な水を生かした栽培で、渋みの少ないやさしい甘さが持ち味です。有機栽培に取り組む生産者が多いのも特徴のひとつです。
和紅茶を選ぶときの3つの目安
- 原材料・産地表示を確認する — 産地が明記されている商品を選ぶと、味わいの傾向を予想しやすくなります
- 無添加・無着色かを確認する — ストレートで香りを楽しみたい場合は、香料や着色料を使っていないシンプルな商品が向いています
- リーフかティーバッグかで選ぶ — じっくり抽出を楽しみたいならリーフ、気軽に淹れたいならティーバッグが便利です
まず試したいおすすめ和紅茶3選
産地ごとの個性を飲み比べやすいよう、評価・レビュー件数ともに実績のある3つの和紅茶をご紹介します(評価★4.0以上・レビュー20件以上、本記事執筆時点で在庫あり)。
1. 静岡県産|みずたま農園製茶場「ノンカフェイン和紅茶ティーバッグ」
静岡県産の茶葉を100%使用したティーバッグタイプ。静岡の茶園ブランド「みずたま農園製茶場」の商品で、渋みが少なく自然な甘みが広がる味わいです。ノンカフェインなので、就寝前でも紅茶の香りを楽しみやすいのも特徴です。1個ずつの個包装で、水出し・ホットどちらにも使えます。
2. 鹿児島県産|お茶の和香園「カクホリ 紅茶べにふうき」
鹿児島県の堀口製茶とお茶の和香園による、べにふうき単一品種の和紅茶です。海外の紅茶コンテストでも評価された実績を持ち、華やかな香りとやさしい甘みが持ち味。単一品種ならではの個性がはっきり感じられるので、産地の違いを飲み比べたいときの1杯目にもおすすめです。
3. 屋久島産|屋久島物産展「屋久島有機紅茶ティーバッグ」
世界自然遺産・屋久島で栽培された、JAS認定の有機和紅茶です。渋みの少ないやさしい甘さで、水出しにしても香りが立ちやすいのが魅力。ティーバッグタイプなので、茶葉の分量を気にせず気軽に試せます。
和紅茶をおいしく淹れる基本
和紅茶は繊細な甘みや香りを持つものが多いため、しっかり発酵させた紅茶らしく熱湯(95〜100℃)で淹れるのが基本です。リーフタイプは商品の目安時間を参考にしつつ、まずは短めの蒸らし時間から試して好みの濃さに調整していくのがおすすめです。
夏場はそのまま水出しにしても、和紅茶らしいやさしい甘みが楽しめます。茶葉の保存方法は夏場の茶葉の保存方法もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 和紅茶は普通の紅茶よりカフェインが少ないですか? 含有量は品種や加工方法によって異なり、一律に少ないとはいえません。カフェインを控えたい場合は、本記事で紹介したようなノンカフェイン表示のある商品を選ぶと安心です。
Q. ミルクティーには向いていますか? 渋みの少ない和紅茶はストレート向きのものが多いですが、べにふうきなど紅茶向き品種を使ったタイプはミルクとも合わせやすい傾向があります。まずはストレートで香りを確認してから、ミルクとの相性を試してみるとよいでしょう。
まとめ:産地の個性を、まずは1杯から
和紅茶は、同じ日本茶の産地でも育った土地によって表情が変わる、飲み比べの楽しさがある紅茶です。渋みが穏やかでやさしい味わいのものが多く、紅茶初心者の方にも親しみやすいのも魅力のひとつ。まずは気になる産地の一杯から、和紅茶の世界をのぞいてみてください。


