モンブラン・栗スイーツに合う紅茶の選び方|アッサム・ダージリンで秋のペアリング
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9月に入ると洋菓子店の店頭にモンブランが並び始め、栗きんとんや栗蒸し羊羹といった和栗スイーツも見かけるようになります。栗の甘みとほっくりした食感は紅茶と好相性といわれ、合わせるお茶を少し工夫するだけでティータイムの満足感が変わります。この記事では、栗スイーツのタイプ別に合わせやすい紅茶の選び方を紹介します。
栗スイーツと紅茶が合うといわれる理由
紅茶に含まれるタンニンには渋みだけでなく、口の中をさっぱりさせる働きがあるといわれています。栗スイーツは生クリームや餡、砂糖を使うものが多く濃厚な甘さになりがちなため、紅茶の渋みや香りが一口ごとに口の中をリセットしてくれる、という組み合わせの妙が好まれる理由のひとつです。ただし味の感じ方には個人差があるため、ここで紹介する組み合わせはあくまで選び方の目安として参考にしてください。
濃厚なモンブランには、コクのあるミルクティー向き紅茶
生クリームとマロンクリームを重ねた洋菓子店のモンブランは、口当たりが濃厚でクリーミーです。こうした甘さとコクにしっかり負けない紅茶を合わせたい場合は、ミルクを加えても香りとコクが薄まりにくい茶葉を選ぶのがポイントです。
アッサム地方の茶葉は、渋みとコクがはっきりしていてミルクとの相性がよいとされ、ミルクティーの定番として親しまれています。中でもセカンドフラッシュ(夏摘み)のCTC製法のものは水色が濃く、ミルクを加えても紅茶らしい風味が残りやすいのが特徴です。モンブランの生クリームの甘さに、ミルクティーのコクで応える組み合わせを試してみてください。
淹れ方は、通常より茶葉をやや多めにし、しっかり抽出したところに温めた牛乳を注ぐミルクティー仕立てがおすすめです。濃いめに抽出することで、ミルクを加えても紅茶の風味がぼやけにくくなります。さらに濃厚な仕上がりを楽しみたい場合は、アイスロイヤルミルクティーのいれ方で紹介している煮出しの分量やコツも参考になります。
上品な甘さの和栗スイーツには、香り高いストレート向き紅茶
栗きんとんや栗蒸し羊羹、和栗を使った上生菓子など、上品でやさしい甘さの和栗スイーツには、ミルクティーよりもストレートで香りを楽しめる紅茶が合わせやすいでしょう。渋みが強すぎない、華やかな香りの茶葉を選ぶのがポイントです。
ダージリンはマスカットのような香り(マスカテルフレーバー)と呼ばれる華やかな香気が特徴で、和栗の繊細な甘みの邪魔をしにくい紅茶です。老舗ブランドのダージリンスーパーファインは、芳醇な香りと穏やかな渋みのバランスがよく、和栗スイーツの上品な甘さと合わせやすい一杯です。
ダージリンは茶葉の個性が香りに直結するため、熱湯で3分前後、蒸らしすぎないように淹れると、渋みを抑えつつ香りを引き立てやすくなります。ストレートのまま、または砂糖をひとさじ添える程度にとどめると、和栗の風味を邪魔しません。香りを引き立てる抽出には道具選びも影響するため、紅茶用ティーポットの選び方比較もあわせて参考にしてみてください。
迷ったときの選び方の目安
- 生クリームがたっぷりのモンブラン、洋菓子店の濃厚なタイプ → アッサムのミルクティー
- 栗きんとん・栗蒸し羊羹など和栗系、上品な甘さのタイプ → ダージリンのストレート
- どちらか迷う、いろいろな栗スイーツを楽しみたい → まずはストレートで飲んでみて、渋みが強く感じたらミルクを足すと調整しやすい
栗スイーツの種類によって合わせる紅茶を変えるだけで、同じお菓子でも違った味わい方ができます。今年の秋は、栗スイーツと紅茶の組み合わせをいろいろ試して、自分好みのペアリングを見つけてみてください。
まとめ
濃厚な生クリーム系のモンブランには、コクのあるアッサムのミルクティーが負けずに楽しめます。一方、上品な甘さの和栗スイーツには、香り高いダージリンのストレートが繊細な風味を引き立てます。手元にある紅茶の茶葉を見直しながら、この秋は栗スイーツとのペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

