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りんごが出回りはじめると作りたくなるのが、温かいアップルティーです。——結論から言うと、ホットアップルティーは 紅茶に、りんごの果汁か薄切りのりんごを合わせて温めた飲みもの で、作り方は「ティーバッグでさっと作る」「鍋で煮出してしっかり作る」の2通りです。おいしく仕上げるコツは、りんごの品種を目的で選ぶこと、りんごを入れる順番を守ること、そして紅茶を煮出しすぎないことの3つだけ。この記事では、基本の2つの作り方と、りんごの選び方・切り方、渋く濁らせないためのポイント、シナモンやミルクのアレンジまでを整理します。紅茶そのものの淹れ方は紅茶の基本の淹れ方を、生のフルーツと紅茶を合わせる考え方は秋のフルーツ(梨・ぶどう・柿)ペアリングをあわせてどうぞ。
※記事内の★の評価・レビュー件数は、本記事執筆時点(2026年9月)の楽天市場の表示です。紹介する紅茶・スパイスは、評価・レビュー件数・価格・ブランドを点数化して選んでいます。
ホットアップルティーの基本:2つの作り方
作り方は大きく2通り。忙しい朝は手軽版、休日にゆっくり楽しむなら煮出し版、と使い分けると気楽です。
手軽版(カップ・ポットで作る)
- カップかポットに紅茶のティーバッグを1つ入れ、熱湯を注いで規定どおりに蒸らします(2〜3分が目安)。
- 蒸らし終えたらティーバッグを引き上げ、温めた無糖のりんごジュースを紅茶と同量〜半量 加えます。ジュースは小鍋か電子レンジで人肌より少し熱いくらいに温めておくと、紅茶の温度が下がりません。
- 薄切りにしたりんごを1〜2枚浮かべ、好みでシナモンをひとふり。これで完成です。
アップルティー(りんごの香りをつけたフレーバーティー)のティーバッグを使えば、ジュースなしでもりんごの香りが立ちます。香りを二重に重ねたいときは、アップルティーのティーバッグ+りんごジュースの組み合わせにします。
煮出し版(鍋でしっかり作る)
- 小鍋に水(2杯分で約300ml)と、薄切りにしたりんご1/4個分を入れ、弱めの中火で3〜4分煮ます。りんごがやわらかくなり、香りが立ってきます。
- いったん火を止めてから 紅茶の茶葉(2杯分でティースプーン2杯・約5〜6g)を加え、ふたをして2〜3分蒸らします。火にかけたまま茶葉を煮続けると渋みが出すぎるので、火は止めてから入れるのがポイントです。
- 茶こしでこしてカップに注ぎます。牛乳を加えればアップルミルクティー、シナモンスティックを添えればスパイス風味に。
煮出す作り方は鍋で作るホットのロイヤルミルクティーと手順が近いので、ミルクティーを作り慣れている方はそのイメージで進められます。
りんごの選び方と切り方
品種は「加熱するかどうか」で選ぶ
- 煮出し版や、りんごを煮る場合: 酸味のある品種が向きます。紅玉(こうぎょく)、ジョナゴールド、シナノゴールドなどは加熱しても風味がぼやけにくく、甘いだけの味になりません。紅玉は特に製菓向きとして知られ、火を通すと香りが引き立ちます。
- 手軽版で、生のまま浮かべる場合: ふじ、王林(おうりん)、シナノスイートなど、そのままでおいしい甘みの強い品種で構いません。皮の赤い品種を薄切りにすると、カップの中の彩りもきれいです。
切り方は薄く、皮ごとが基本
りんごは 皮ごと、2〜3mmの薄いいちょう切りか半月切り にします。皮に香りと色みがあるので、むかずに使ったほうがアップルティーらしくなります。皮を口にするので、流水でよくこすり洗いし、気になる場合は塩でこすってから洗い流してください。切ったりんごは空気に触れると茶色くなりやすいので、紅茶を蒸らしている間に切ると段取りよく進みます。
渋く・濁らせないための3つのコツ
せっかく作ったのに渋い、濁った、という失敗はたいてい次のどれかが原因です。
- 紅茶を煮込まない: 茶葉やティーバッグを高温で長く加熱すると、渋みのもとが出すぎます。煮出し版でも、茶葉を入れるのは火を止めてから。蒸らし時間も長くて3分までにします。
- りんごを煮すぎない: りんごを10分も煮ると、果肉が崩れて濁りやペクチン由来のとろみが出ます。香りが立った時点で止めるくらいでちょうどよいです。
- 茶葉のタイプを合わせる: アッサムやCTCのような濃く出るタイプは短めの抽出で。すっきりしたセイロン系やダージリンなら、りんごの繊細な香りを邪魔しません。強い個性のフレーバーティー(スモーキーなものなど)はりんごとぶつかりやすいので避けます。
シナモン・ミルクでアレンジする
基本ができたら、少しずつ足していきます。
- スパイス: シナモンスティック1本、クローブ2〜3粒、薄切りしょうが1枚くらいを、りんごを煮る段階でいっしょに入れます。八角(スターアニス)を1かけ加えると香りが華やぎます。粉のシナモンは仕上げにひとふりで十分。入れすぎるとスパイスが主役になってしまうので、最初は控えめに。本格的なスパイス配合はアイスチャイの作り方・スパイスの選び方が参考になります。
- ミルク: 煮出し版の仕上げに牛乳を同量ほど加えると、やさしいアップルミルクティーになります。茶葉はミルクティーに合う茶葉とミルクの比較で挙げているコクのあるタイプが合います。
- 甘み: りんごの甘みがあるので砂糖は基本的に不要です。もの足りなければ、はちみつを少しだけ。はちみつの扱いははちみつ入り紅茶の作り方にまとめています(1歳未満のお子さんには、はちみつを使わないでください)。
雨や寒い日に温かい紅茶でひと息つく過ごし方は、おうちホットティーで気分転換もどうぞ。
用意しておくと便利な紅茶とスパイス
役割の違う3点を選びました(本記事執筆時点で在庫あり・評価とレビュー件数は同時点の値です)。
表は横にスクロールできます
| 役割 | 商品 | こんな方に |
|---|---|---|
| 煮出し用のベース茶葉 | サンタローサ 有機JAS アッサムCTC 100g | 鍋でしっかり作りたい・ミルクも合わせたい |
| 手軽なアップルティー | カレルチャペック デイリーシリーズ 20種類から選べる 20p | ティーバッグでさっと作りたい |
| アレンジ用のスパイス | サンタローサ セイロンシナモンスティック 50g | シナモン風味に振りたい |
1. 煮出しにもミルク割りにも使えるベース茶葉
有機JAS認証のアッサムCTCです。粒状で短時間でも濃く出るので、りんごを煮た鍋に加えて2〜3分蒸らすだけでコクが出ます。牛乳を足してアップルミルクティーにするのにも向くタイプです。香料が入っていないぶん、りんごやスパイスの香りを邪魔しません。レビュー件数が多く評価も安定していて、煮出しアレンジのベースとして手堅い一袋です。
2. 煮出す時間がない日の手軽なアップルティー
紅茶専門店の個包装ティーバッグで、20種類から好きな味を選べるシリーズです。アップルティーもラインナップにあるので、これ1つでりんごの香りのついたホットティーがすぐ作れます。無糖のりんごジュースを少し足せば香りがさらに前に出ます。個包装で湿気にくく、いろいろな味を少しずつ試したい方にも向きます。評価・レビュー件数ともに高く、はじめに選ぶ一箱として選びやすいシリーズです。どの味が選べるかは商品ページでご確認ください。
3. スパイスでアレンジする日に
スリランカ産のセイロンシナモンを、有機JAS認証で仕上げたスティックタイプです。りんごを煮る段階で1本いっしょに入れると、甘い香りがやさしく移ります。セイロンシナモン(真正シナモン)はカシアより香りが穏やかで、紅茶やりんごの香りと重ねやすいのが利点。スティックなら煮出したあとに取り出せて、粉のように濁りません。ホットワインや焼き菓子にも使えます。
商品1〜3の画像は掲載していません。テキストのリンクから商品ページをご確認ください。
よくある質問
Q. 生のりんごを入れた紅茶は日持ちしますか? 加熱していないりんごを使うため、作ったその日のうちに飲みきってください。煮出し版でも、りんごを入れたまま長く置くと果肉がふやけて口当たりが悪くなります。飲みきれる量で作るか、こしてから保温するのがおすすめです。
Q. 砂糖を入れなくても物足りなくないですか? りんご自体に甘みがあるので、無糖でもぼんやりしにくい飲みものです。甘さを足したいときは、砂糖より温めたりんごジュースを増やすほうが、りんごの風味が濃くなってまとまります。
Q. 子どもや夜に飲みたいときは? デカフェの紅茶やルイボスティーに替えても、同じ手順でホットアップルティーが作れます。ルイボスはもともと渋みが少なく、りんごの甘い香りとよくなじみます。時間帯ごとの飲み分けは紅茶のカフェイン量Q&Aを参考にしてください。
Q. アイスにもできますか? できます。茶葉を少し多め・短時間で濃いめに淹れ、りんごジュースを加えてから氷でいっきに冷やすと、香りが飛びにくくなります。
Q. りんごジュースは何を選べばいいですか? 果汁100%で無糖のものを選ぶと、甘さを自分で調整できます。にごり(ストレート)タイプはコクが出て、透明(クリア)タイプはすっきり仕上がります。好みでどちらでも構いません。
まとめ
- ホットアップルティーは 紅茶+りんご果汁または薄切りりんご。作り方は手軽版(カップ)と煮出し版(鍋)の2通り。
- りんごは 加熱するなら酸味のある紅玉・ジョナゴールド、生のまま浮かべるなら甘いふじ・王林。皮ごと薄切りが基本。
- 渋く濁らせないコツは 茶葉を煮込まない・りんごを煮すぎない・濃く出る茶葉は短時間。
- シナモンやしょうがは控えめに、ミルクを足せばアップルミルクティー。甘みはりんご頼みで十分。
旬のりんごが1個あれば、いつもの紅茶がもう一段秋らしい一杯になります。まずは手持ちのティーバッグとりんごジュースで、手軽版から試してみてください。